残酷な爆炎は傷心に戯れるか
(
完結
)
戯れシリーズ第二巻/700ページ
この世界は残酷でありながら、どこかやさしくてズルい。
あの衝撃的な事件から数年。
事件からの生還を果たし、ある大学教授に対する執念のあまり、精神的な病に冒されてしまった彼女。
どれだけ彼を探そうとも、まるで掴めない消息に、彼女は焦燥しながらも前だけを見据えていた。
そんな彼女の前に、私立探偵を名乗る男が現れ、仇の消息を知っているという話を訊かされる。
向かった先は、本土から数キロ離れている寂れた漁村であった。
天神島。
人口僅か100人程度の漁村で繰り広げられる新たなる戦い。
ボマーなる冷徹な爆弾魔の影に見え隠れする仇敵の姿。
容疑者の中からボマーを特定し、島の爆破を阻止せよ。
そして、物語の最後に待つ結末は、果たして彼女をどのように受け入れてくれるのか。
鬼霧宗作が放つ戯れシリーズ最新作。
この世界は残酷でありながら、どこかやさしくてズルい。
【10/7より連載開始】